YSのブログ

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京都CLと環境考察

お久しぶりです。

今回は京都CLでのデッキ選択までの経緯と考察を行いたいと思います。

僕がデッキを選択する基準・デッキの作成方法なども合わせて解説したいと思うので、

興味のある方は是非読んでいってください。

 

・目次

1.今シーズンの成績

2.デッキ選択の基準・経緯

3.京都CLに向けたデッキ構築

4.当日のマッチング

5.あとがき

 

【1.今シーズンの成績】

 

今シーズンでの成績

大型大会での獲得CSPは

シティシーズン1 10P

シティシーズン2 100P

シティシーズン3 30P

CL千葉 60P

CL京都 40P

になります。

トレリ込みで300Pですね。

イーブイストラクからポケモンカードを始めたのでシティシーズン1以前の大型大会は全て不参加です。

 

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CSP

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CSP2

 

ポイントを獲得していない大会は皆無でコンスタントに高い勝率をキープしています。環境読みやデッキ構築の理論に関して大幅にズレているという事はないと思うので、少しでもこの記事を読んでいる方たちの参考になればと思います。

 

【2.デッキ選択の基準・経緯】

 

デッキ選択の基準について、

僕の中では絶対に決めている事が2つあります。

 

「先攻後攻のブレが少ないデッキを選択する」

「デッキの基盤が安定しており、事故の少ないデッキ」

この2点を重視しています。

 

先攻後攻のブレが少ないという事はどういうことか。

ポケモンカードゲームにおいて後攻の利点は一つしかありません。

 

先にわざを打てる事です。

 

後攻1ターン目にわざを打たない事は後攻の利点を切ってる事になり、

先攻を取られた時にどうしても不利になると考えています。

 

このポイントを重視した上で、京都CLに持ち込むデッキをいくつかに絞りました。

1つ目は「レシラムリザードン(ブースター型)」

2つ目は「ピカチュウゼクロム

です。

レシラムリザードンは後1ブースターGXからのヒートステージからの後続レシリザ育成。

ピカゼクには現環境でトップの脅威である後1フルドライブがあります。

 

3つ目の候補にギラガブ(ウルネク)もありましたが、

以下に書く3つの理由でこのデッキは切りました。

 

①先攻時のブン回りは手が付けれない点は評価できるものの、

後攻時の立ち回りが上記2つのデッキに劣ると感じた事

ギラティナビートのプランを取った時に、練度の低いこのデッキを持ち込んでも対面の相手次第では時間切れで両敗になる可能性が出てくる事。

ここは完全に自分の力不足なので、5月下旬までの一カ月間は自分を高める期間とし、

大型大会に出る予定が無いので、完全に使いこなせるように練度を高めていきたいです。

正直ピカゼクやレシリザに比べて、ギラティナプラン・ゲンミミプラン・ガブギラプランがあり対面によりやる事が変わるのでかなり難しい寄りのデッキだと思っています。

最近少し回してますが、

初動でたくさんマーイーカ並べれていっぱい引ければまぁなんとかなるっしょw

くらいしかわかってませんw全然ダメww

③ギラガブというデッキの全容が不明瞭だったこと

これはそのままです。特に困っていた点はギラティナ以外でダメカンをばら撒く手段で最適なカードが思い浮かびませんでした。

CLで対戦した時にダブルブレイズのミュウを出されたのですが、

これがベンチへの攻撃もケアできて、前にもダメカンを置ける為、

個人的には最良の選択だと思いました。

 

デッキの基盤の安定という面では、

・ミストレ、ハイボの8枚体制でテテフに簡単にアクセスできリーリエ4投のギラガブ

・デンジ、電磁レーダー、ハイボ、リーリエ、テテフ、デデンネと多様な初動のドローソースでデッキを回せるピカゼク

・ブルーの探索・ポケギアに加えて溶接工・ヒートファクトリーもあるレシリザ

 

この3デッキの基盤が最も安定していると思い(レシリザは若干上振れ寄りだけど、サナニンフと比べると溶接工とヒートファクトリー分でかなり安定する)

事故負けしては元も子もないので、必然候補も先ほど述べたこの3つになりました。

 

基盤が安定していて、後1でわざを打てるという点ではジラーチサンダー等も当てはまるのですが、後1アサルトサンダーで落とせるポケモンがTAGチームの台頭により極端に減っている事、リセットスタンプへの耐性が低い事の2点でジラーチサンダーは一番最初に候補から外れました。

 

以上の点で京都CLに対しては、

ギラガブの全貌がわからなかったこともあり、ピカチュウゼクロムとレシラムリザードンに絞って練習を進めました。

 

レシラムリザードンは京都CLの一週間前のシティリーグで優勝・準優勝を収めていたので、

多くのプレイヤーがレシラムリザードンをメタってくる事を考え、

ガードがレシリザに比べて少し下がっていると思ったのと、優勝狙いじゃなくてもいいので、基盤が強く事故が起きにくいデッキという事で、2敗以内に抑えるor完走目標でピカゼクを最終的には選択しました。

 ギラガブがレシリザに対して有利なのはなんとなくわかっていましたが、他にもレシリザに有利が付く、ウルネクやズガドーンが少なかったのは少し誤算でした。ピカゼクでこの辺踏んだら有利なのを見越してピカゼクを選択した部分もあります。(当たらなかっただけかもしれません)

 

【3.京都CLに向けたピカゼクの構築】

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京都CL使用デッキ

 

とにかく事故負けを減らす事を意識しました。

そのため初動札は必須カードを残した上で、できるだけ多く投入しました。

電磁レーダーの3枚目などがその例です。

デッキを回す為の札は、デンジ4、電磁レーダー3、ハイボ4、テテフ2、デデンネ2、リーリエ2で60枚中17枚あります。

中途半端にサイド3とかでリセットスタンプを打たれても、

フルドライブにより場が完成している事がほとんどで、17枚のうちどれか1枚引けば動けるのでスタンプ耐性もかなり高いです。

 

他にも一般的に採用率が低いカードも採用しています。

【採用したカード】

・ルチア

後攻を引いた時に後1フルドライブへのアクセスがしやすくなる点を評価しました。

先2でも使えます。

山にコケコとサンダーマウンテンが残っていれば、

手張りのエネ1枚、付け替え1枚とトラッシュに雷エネが1枚あれば後1フルドライブが達成できます。

ルチアを打った後に電磁レーダー・ハイボでデデンネにアクセスできる事を考えれば、手札の消費もありません。勿論デデンネを打った後にルチアを引いてきてもOKです。

サポートの権利を温存して動けるデデンネと噛み合っているカードだと思います。

練習段階で1人回しをしている時は、ずっと後攻想定で練習していて、

後1フルドライブを達成する為にルチアが必要な場面が結構あったので採用しました。

先2でコケコがサイドに埋まっていても、ピカゼクにエネ手張りで無理やりサンダーマウンテンにアクセスできるだけでも先2フルドライブが完成するので、一般的に評価されているよりかなり強いカードだと思います。

 

グラジオ

電磁レーダー・ハイボでデデンネのくだりはルチアと同じです。

手札の消費はそれほど気にならないデッキなので、

コケコのサイド埋まりケア、他にはパンプがあと1枚あれば相手のポケモンを落とせる時、スタンプが埋まっている時などサイドからその状況に必要なカードを回収して使えます。

ツイッターでよくコケコ埋まったせいで負けというツイートをよく見るのですが、

埋まったら負けると分かっているなら採用しない理由はないと思います。

1枚投入のカードがサイドに埋まる可能性は約10パーセントですが、

グラジオ込みで2枚両方埋まる可能性は 1%を切ります。

個人的には安定したデッキを使用しているのに、試合が始まる前からわざわざ10%のリスクを抱える意味はないと思います。

 

アセロラ

フルドライブを打って後ろにエネを付けた時に、前のピカゼクが攻撃を受けて残っていたらこのカードを使って戻したりします。

カプコケコGXでエアロトレイルしてからのアセロラ等の動きも強力で、

非GXデッキへの解答の1枚として1枚採用しています。

 

・タッグスイッチ

レシリザやガブギラ等の高HPポケモンに対して、

ライライから麻痺で入って、ターンが返ってきたらタッグスイッチで後ろのピカゼクに2エネうつして、

手張りフルドライブで落とす動きが一番理想なので1枚入れました。

穴抜けグズマなどでライライが1パンされたら破綻するので状況は見る必要がありますが、通れば1ターンスキップと同義で勝ちなのであまり日和らず押し付けていきましょう。

 

あとは、フルドライブから入って後ろにエネ貼って、ピカゼクが残れば後ろから2エネうつしてタッグボルトGXの奇襲もあります。

このように場面を選ぶので基本は付け替えのが有用ですが奇襲性は高いです。

 

【不採用カード】

・サンダー

後1で動かしたいけど、先のゲーム展開を考えると動かしにくい場面があること。

そもそもジラサンの話で触れたのですが、現状狩れるポケモンがかなり少ないです。

上振れてエレキパワー×2でフーパを突破しても2体目以降のフーパを突破できないこと。

サイドの取られ方が弱くなること。

以上3点で採用を見送りました。やぶれかぶれマーシャドーはハメ技みたいな物なのでまた別です。

 

エーテルパラダイス保護区

今は1枚採用しています。出した時に仕事をしないスタジアムはあまり好みではないのですが、無人発電所を2枚入れているデッキなども相当数いる為、

主に相手のスタジアムを張り替える為のカードという感じです。

エーテルパラダイス保護区が残ればそれはそれで強いです。

本番では付け替え系を5枚採用していて、

デデンネ等で捨ててしまう事もあった為、現在はつけかえを1枚減らしてエーテルにしています。

 

・フラダリラボ 

不採用の理由を書くとフラダリラボだけで1000 字くらいいきそうなので割愛します。しかしながら、ピカゼクジラーチとかレシリザジラーチがそれなりに存在しているのがにわかには信じ難いのですが、そこまでジラーチの使用率が高いなら今後採用するかもしれません。

エーテルパラダイス保護区の方がアンチシナジーもなく丸い選択です。

 

【4.当日のマッチング】

6-3で敗北したデッキは、

・先攻で3ターン連続溶接工打たれたレシリザ

無人発電所3枚貼られたサナニンフ

ラフレシア

の3つで、1つはレシリザのブン回り、残り2つは構築段階で切っているデッキだったので仕方のない負けかなと思っています。

勝った試合はピカゼク・ギラガブ・ウルネク・レシリザの4デッキで、環境デッキに対しては先攻ブンのレシリザの1敗以外全て勝てているので、エーテルパラダイスを1枚入れとけばよかった以外特に後悔している事はありません。

切っているデッキを2回踏んで2回綺麗に負けているのは少しマッチ運が悪かったかもしれません。

しかしながら、全てのデッキを対策することは全体のデッキパワーを落として環境デッキに負ける要因になるので仕方のない事だと思っています。

そもそもフーパに関しては根本的に無理なので、別のデッキを使う方が早いですし、ラフレシアラフレシアが立つ前に倒すことも一応可能です。

ラフレシア自体は基盤が弱いタイプのデッキなので不運であったと割り切る事にしました。

 

【5.あとがき】

世界大会にいけるかどうかは現状かなり微妙なライン(50以内に入っていない為、残りで勝ち続けないといけない)

ですが、ポケモンカードゲームでは何もできず運負けする試合もあれば、構築で回避できる試合も多々あり、とても奥深いゲームだと感じています。

今年世界大会への出場ができなかったとしても、来期は仕事の都合などが合えばシーズンの最初から走り続けて世界大会の出場を目指したいと思います。